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購入した家がシロアリ被害を受けていたら?対処方法と確認すべきポイント、おすすめ駆除業者も紹介

夢のマイホームを購入したものの、入居後にシロアリ被害が見つかったら…。そんな状況に直面したら誰でも大きなショックを受けてしまいますよね。マイホームでシロアリが発見された場合、迅速かつ適切な対応が大切です。被害を放置すれば住宅に深刻なダメージを与え、修繕費用が高額になるリスクもあります。

本記事では、マイホームでシロアリ被害を発見した際の対処法や責任の所在のほか、おすすめの駆除業者をご紹介します。

買った家にシロアリが発生する原因と早期発見のポイント

シロアリは湿気の多い環境を好み、木材を主食とする昆虫です。特に日本家屋では床下や壁内の木材部分がシロアリの格好の標的となります。家屋がシロアリ被害を受ける主な原因としては、「床下換気の不足」「雨漏りや水漏れによる湿気の滞留」「過去の不十分な防蟻処理」などが挙げられます

シロアリ被害を早期発見するためには、床がふかふかと沈む感覚がある、壁をノックした際に空洞音がする、柱や床に小さな穴や粉状のものが落ちているといった兆候に注意しましょう。また、春から夏にかけては羽アリの発生状況も要チェック。シロアリの成虫である羽アリが家の中や周辺で見られた場合、すでに巣が形成されている可能性が高いため、専門家による調査を検討すべきです。

購入した家でシロアリ被害を発見した場合の対処法

まずは被害状況の確認と記録を行う

シロアリ被害を発見したら、まず冷静に状況を確認し、写真や動画で記録することが大切です。被害箇所の位置、範囲、状態などを詳細に記録しておくことで、後の交渉や保険請求の際の重要な証拠となります。

特に記録すべきポイントは、以下のとおりです。

  • シロアリの種類(ヤマトシロアリかイエシロアリか)
  • 被害が確認された場所(床下、壁内、柱など)
  • 被害の程度(表面的な食害か構造材にまで及んでいるか)
  • 発見した日時や経緯

この段階では自分で駆除しようとせず、専門家の診断を受けるまでは手を出さないのが無難です。

売主や不動産会社への連絡と責任範囲の確認

マイホームでシロアリ被害が見つかった場合、購入時期によって対応が異なります。引き渡し後すぐの発見であれば、売主や仲介不動産会社に連絡し、「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)」について確認することが重要です

一般的に、中古住宅の売買契約では瑕疵担保責任期間が設定されており、その期間内であれば売主に修繕費用の負担を求められる可能性があります。ただし、2020年4月の民法改正により「契約不適合責任」という名称に変わり、告知義務や責任範囲に変更がある点に留意しておきましょう。不動産会社を通じて購入した場合は、仲介会社にも相談し、適切な解決策を探るのが賢明です。

保険適用の可能性を調査する

シロアリ被害の修繕費用については、住宅保険の適用が可能なケースがあります。加入している住宅保険の約款を確認し、シロアリ被害が補償対象に含まれているかどうかを調べましょう。

多くの場合、通常のシロアリ被害自体は保険適用外ですが、シロアリによって引き起こされた二次的な損害(例:シロアリが電気配線を噛んで発生した火災など)については保険が適用されるケースもあります。また、新築時に加入した住宅瑕疵保険では、構造耐力上主要な部分のシロアリ被害が保証対象となっていることもあるため、保険証券を確認することをおすすめします。不明点は保険会社に直接問い合わせましょう。

プロの業者に依頼して適切な駆除を行う

シロアリ被害が確認されたら、早急に専門業者に依頼して駆除と被害修復を行うことが重要です。信頼できる業者を選ぶポイントは、実績や資格の有無、保証内容の充実度などです。

駆除方法には、土壌処理(薬剤散布)、ベイト工法(毒餌を設置)、温熱処理などがあり、家の状況や被害の程度によって最適な方法が異なります。複数の業者から見積もりを取り、工法や保証内容、アフターケアなどを比較検討することをおすすめします。安さだけで選ぶのではなく、使用する薬剤の安全性や施工後の保証期間なども重視しましょう。

再発防止のための定期点検と予防措置

シロアリを駆除した後も油断は禁物です。再発を防ぐため、定期的な点検と予防対策を継続することが大切です。多くの駆除業者は施工後のアフターサービスとして定期点検を提供していますので、積極的に活用しましょう。

予防としては、「床下の換気を良くする」「雨漏りや水漏れを放置しない」「家の周囲に水はけの良い砂利を敷く」などの対策が効果的です。また、5〜7年ごとに薬剤処理を行うことも再発防止に有効です。日頃から床下や壁の状態に注意を払い、少しでも異変を感じたら専門家に相談する習慣をつけることで、大規模な被害を未然に防ぐことができます。

おすすめシロアリ駆除業者3選

雨宮

雨宮は、創業以来60万件以上の施工実績を誇る住宅メンテナンスのプロフェッショナルです。高い教育を受けた自社スタッフが調査から施工、アフターケアまで一貫して技術力と人間性を兼ね備えたサービスを提供し、以下の理由から信頼を得ています。

【雨宮が選ばれる5つの理由】

  • 確立された独自技術
  • 柔軟な価格設定
  • 最大500万円の修復作業を含む充実の5年保証
  • 専門資格を多数保有する社員力
  • 住宅総合メンテナンスの提案力

床下調査時のデジカメ撮影共有、丁寧な養生と補修作業、保証期間中の無料点検など、きめ細やかなサービスで94.5%の利用者から「また利用したい」と評価されています。

公式サイト:雨宮

シロアリ110番

シロアリ110番は、東証上場企業のシェアリングテクノロジー株式会社が運営する全国対応のシロアリ駆除・予防サービスです。24時間365日受付対応しており、シロアリの種類や状況に適した専門的な施工方法で対応します。業界標準であるシロアリの「防除施工標準仕様書」に基づく確実な施工と、1,320円/㎡(税込)という明瞭な料金体系が特徴です

さらに、施工後は最長10年間の品質保証が付くため、長期的な安心感があります。調査から見積り、施工までの流れも明確で、全国293社以上の加盟店が迅速に対応してくれるため、シロアリトラブルに悩む方に最適なサービスです。

公式サイト:シロアリ110番

トータルクリーン

トータルクリーンは、関西エリアに特化したシロアリ駆除・予防サービスを提供する専門業者です。日本ペストコントロール協会正会員の優良事業所として、市役所や区役所からも信頼を得ています

120,000件以上の圧倒的な施工実績を持ち、国の認定資格を保持したスタッフが確実に対応。シロアリ駆除には5年間の保証が付き、万が一再発した場合は無償で再施工するなど、アフターフォローも充実しています。事前見積りは無料で、最短30分での現場到着など、迅速かつ安心の対応が特徴です。

公式サイト:トータルクリーン

まとめ

マイホームでシロアリ被害を発見した場合、迅速に対応すれば家屋を守ることができます。被害状況を写真や動画で記録し、購入時期に応じて売主や不動産会社への連絡を行いましょう。また、住宅保険の適用可能性を確認することも重要です。

シロアリ対策は専門知識が必要なため、信頼できる業者選びが大切です。土壌処理やベイト工法など、状況に応じた適切な駆除方法の提案を受け、施工後の保証内容も確認しておきましょう。大切なマイホームを守るため、本記事で紹介した対処法やおすすめの駆除業者を参考に、早めの行動を心がけましょう。

この記事を執筆した人

オキハラ

東京大学、同大学院にて建築を学んだのち、株式会社竹中工務店に就職。
11年間にわたって構造設計者としてプロジェクトに携わり、ホテル・事務所・研究所・工場などを設計。
同社を退職後、ライターとしての活動を開始。建築・不動産に特化したライティングのほか、構造設計コンサル、建設テック開発支援など、幅広く活動中。

【保有資格】一級建築士

この記事を監修した人

株式会社ユナイテッドリバーズ代表取締役沢辺敦志(さわべあつし)

千葉県出身。自身の自宅購入時に、不動産仲介会社に不満を持ったことをきっかけに不動産売買仲介業を開業する。
自身の苦い経験から、受付・接客業務に特にこだわってチームづくりを心がけてサービス運営している。
趣味は料理、二児の父。

【保有資格】宅地建物取引士、FP他

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